出版社が経営する書店
出版社が経営する書店
asahi.com(朝日新聞社):「出版社自ら販売」 MBO成立させた幻冬舎・見城社長 - ビジネス・経済 (1/2ページ)
と、幻冬舎の見城社長が言っていて、まず連想するのは宝島社書店かな。
宝島社、都内大型書店内に書店 読者の反応知るアンテナに - MSN産経ニュース
2010年4月のテストから今はもうあちこちの書店で展開している。ただしこれは名前は「書店」だけど、期間限定のただのブックフェア。
アンテナショップという意味では、普通に書店のPOSデータが取れるし出版社のフェアも店頭で行われているし、その機能は既に実現されているのではないかと思わないでもない。
出版社が経営する書店といえば
- 岩波ブックセンター (以前は直営だったが現在は信山社が経営)
- INAX ブックギャラリー
- 東方書店
- 新風舎 熱風書房・マウンテンルート(閉店)
- 書肆アクセス (閉店)(取次の地方小出版流通センターなのでちょっと違うか)
以下追記
- 法蔵館書店
- SHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERS
- オーム社書店(堂島(閉店)・四条河原町(閉店)・ブックスオーム)
- Bookshop TOTO
- 冨山房書店(神保町(閉店)・日本大学文理学部店・日本大学櫻丘高等学校店)
- Viva神保町(大活字文化普及協会)
もっとありそうなんだけど、出てこない。情報求む。
出版社がギャラリー的に店舗を構えるという意味では、料理書とキッチン・スタジオのアノニマ・スタジオというのがある。
たしか日本ヴォーグ社の一階で手芸用品と本を売っていたような気がして、手づくりサロン“クリエーターズギルド”(ヴォーグビル1階)のことだと思うんだけど、詳しい情報が見つからない。
ある出版社の刊行物を全点揃えるという意味では、母体が同じということで鹿島出版会の八重洲ブックセンターが思い浮かぶ。紀伊國屋書店や丸善*1にも出版部門がある。自費出版事業を行う書店もあるよね。
一方では、中堅3書店、講談社と新会社 書籍の調達・販促で協力 :日本経済新聞 という動きもあって、大日本印刷も出版社と書店を抱えているし、出版コングロマリット化の狙いを感じないでもない。